出所:
人と防災未来センター
世界にも、地震に悩まされる地域が数多くあります。
そんな日本以外の地震にまつわる言い伝え等を紹介していきます。
あくまで伝説なので、科学的には全く関係ないですが、
無駄知識位にはなると思うのでどうぞ。
どこぞやの宗教的要素があったのかもしれません。
・アメリカ周辺
北アメリカ
地震により、リールフット湖が形成されたという
地形変動があった場所の伝説です。
昔々、あるところに若者とお姫様がいました。
足が曲がっているため、リールフットと呼ばれていた青年は、
王様に結婚を許可してもらえませんでした。
そこでその青年はお姫様をさらってしまいましたが、
それに怒った大妖精が足を踏み鳴らし、
ミシシッピー川周辺を浸水させました。
中央アメリカ
地球は四角いと思われていたころの伝説です。
その四角部分は神様がささえていて、
神様が人口が増えすぎたと判断すると、
人を減らすために地球を傾けるから地震が起こったのです。
残酷な話ですね。
メキシコ
エルディアブロという悪魔の話です。
地球の内側にいる悪魔が、
内部から大きな亀裂を起こして、
地震を起こしているといわれています。
コロンビア
元々、地球はバランスよく整えられていました。
しかし、チブチャカムという神は、
海洋を見たいと言って地面を浸水させました。
その罰として彼はこれから地球を支えることになりました。
時々耐え切れなくなったその神が、地球を揺らしているのです。
・オセアニア
ニュージーランド
地球は神の子宮であり、
中にはルーという神の赤ん坊眠っています。
時折その神の赤ん坊が動くき、
地球は揺れ、地震が起こるのです。
・アジア
インド
コブラがいます。
コブラの上に亀がバランスよくのっています。
また、その亀の上に4匹の象がのっています。
その4匹の像の上に、地球があります。
このいずれかの動物が動くと、地球は揺れるのです。
大道芸なんでしょうか?
アッサム
地球の内側にもまた、別の人間が生きています。
彼らは、地球の外側に人がいるのか確かめるため、
地球を揺らして外側にいる人々の声を聞こうとしているのです。
そして彼らは人の声を聞くと、安心して揺らすのをやめます。
ジャパン
なまずのお話。
海の地下深くにはなまずが眠っていて、島々を支えています。
大明神がそのなまずを動かないようにしていますが、
時折注意がそらされた時、なまずが動き地震が発生するといいます。
昔から、地震となまずは関連性があると言われていたのでしょうね。
というより、こういう話は初耳の方が多いのでは?
この話、いったい何年頃まで語られていたのでしょうねぇ・・・。
・アフリカ
西アフリカ
地球は、巨人の頭なのです。
植物は、彼の髪の毛なのです。
そして、人間は彼らに這う昆虫です。
この巨人が向きを変えるとき、振動が感じられるといいます。
東アフリカ
巨大な魚の上には、石がのっています。
その石の上にのっている牛の角に、
バランスよく地球が支えられています。
片方の角にのせるため首が疲れた牛が、
たまにもう片方にのせ変える時、地球は大きく揺れるのです。
モザンビーク
人々は、地球という生物の上に暮らしています。
地球も人間と同じように風邪をひいたりし、
くしゃみや寒さで震えた時の揺れを、
人間が感じているのだといいます。
・ヨーロッパ
ベルギー
人々が悪いことをすると、神様が怒ります。
神様は制裁する天使を地球におくりこみ、
大気圏に大きな打撃を放ち、地球を揺るがすといいます。
スカンジナビア
兄を殺したため、ロキという神は毒のしたたる洞窟に
くくりつけられています。
普段は彼の妹が毒を受け皿で受けてくれるのですが、
彼女が毒を捨てに行っている際、
ロキは毒を受けまいと動き騒いでいます。
その振動で大地が揺れているのです。
ラトビア
ドゥレクレスという神が、地球を運んで日々を送っています。
何か悪いことがあると、彼は地球を乱雑に扱い、
地球は揺れてしまうと言われています。
ギリシャ
アリストテレスのお話。
地下の洞窟には強風の風が吹き付けられていて、
抑えきれなくなった風が、地面を揺るがしているといいます。
ルーマニア
地球は、信頼・希望・慈悲という精神の柱によって支えられています。
人々の行いがそれを崩すと、
地球はバランスを崩して揺れるといいます。
考察:
一言で言うと、地球は○○に乗っていたから、
神様に支えられていた〜という話が多かったです。
昔の人々は、地震を神の出来事だと思っていたのでしょうね。
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