建造物の地震対策


出所: (株)エコクリエイト三共


いきなりですが、どんな建造物に耐震性があるのかいってみましょう。
各問題は「解説」欄をドラッグすれば解説を見る事が出来ます。

基礎知識/地震の対策/建造物の地震対策1
Q:次の間取りのうち、耐震性が優れていると思うものは?
A: B: C:
正否
文字にマウスカーソルを合わせるとここに答えが表示されます。
解説
単純、「複雑な形の方が壊れにくい」と言えます。
しかしBは真ん中が空いてるだけのため、逆に脆くなります。
なので答えはCです。ちなみに耐震性はC>B>Aです。

基礎知識/地震の対策/建造物の地震対策2
Q:次の窓の配置のうち、耐震性が優れていると思うものは?
(水色部分を窓とします)
A: B: C:
正否
文字にマウスカーソルを合わせるとここに答えが表示されます。
解説
Q2の答えは、Aです。4方向のバランスもありますが、
窓の位置を柱(特に4隅付近)にすると脆くなるだけなので、気をつけましょう。

基礎知識/地震の対策/建造物の地震対策3
Q:次の柱の配置と階構成のうち、耐震性が優れていると思うものは?
A: B: C:
正否
文字にマウスカーソルを合わせるとここに答えが表示されます。
解説
A:地震の際に柱が多少浮き、落ちたときに1Fがつぶれます。
B:浮きませんが下が動かない分過重負荷がかかり、1Fがつぶれます。
C:3Fですが、ボールダウン金物など支えをつけることで揺れそのものを防ぎます。
高いからといって危なくなる訳でもなく、いかに揺れさせないかが問題になります。



結果はどうでしたでしょうか?

耐震性をあげるためには、1:建物の形をバランスよく
2:柱と窓の位置は考えて 3:支えで揺れを分断させる
のが近道です。
こう考えるとシンプルな家の方が強いのでしょう。

あなたの家の間取りはどうですか?
後は床下なども気をつけて見ておかないと大変ですよ。



考察:
建物の地震対策といっても建てる時でないと形そのものは変えられませんし、
団地やマンションだと、考えてもほとんどどうにもならない・・・。
また、バランスよく作ると一般的な建物になってしまうので、
土地の関係や見た目を重視すると危なくなる部分がいくつでてきます。
二兎を追うのは難しいですね。



■関連トピック
日常の地震対策
対策のトピックへ戻る
TOPへ戻る