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人類は火から始まり、さまざまなエネルギーを利用してきました。人類がエネルギー資源を大量に使い始めたのは、イギリスの産業革命以降です。イギリスでは、木炭をエネルギーとして利用し、製鉄や綿製品を生産していました。だんだん山に生えていた木が無くなり、木炭に代わるエネルギーが必要になりました。そこで、より熱効率の高い石炭が木炭に代わるエネルギーとなりました。 やがて1950年代頃になると、石炭という固体エネルギーから石油を中心とするエネルギーへ転換していきました。無くなる度にエネルギーが出てきたので、人々はエネルギーが有限であるということを忘れていきました。 最近になって石油の枯渇、化石燃料がもうすぐつきてしまうという事が話題になり、改めて化石燃料が有限であるという認識をしたのです。世間では2000年の時点で、石油はあと40年で無くなるのではないかと言われています。 しかし実際のところ、枯渇する年数は分からないのです。石油は地下2000〜3000m、深いところで5000m近いところに埋まっているので、探すのが非常に難しいのです。技術が進めばその分だけ石油を採ることができるので、年によって石油の採掘可能な残りの年数は変わっていきます。そのため、現時点で石油があと30年と言われていても、数年経てばその倍の年数残っているという可能性もあります。専門家が言っているあと30年というのも正確では無いのです。石油の埋蔵量は産油国(中東の国など)の国家機密となっていて、私たちが本当の石油の埋蔵量を知ることはできないのです。最近ではその情報をマスコミが誤報したとか、政府が操作しているといわれたり、石油の本当の状況はますます分からなくなっています。 また、石油の産出量はゆるやかに増減するので、ある日突然油田から石油がなくなるということはありません。つまり石油が除々になくなり始めてから枯渇問題を考えても遅くはないのです。 とはいっても、石油といった化石燃料が有限であることには変わりないのですから、いつかは枯渇してしまいます。枯渇が近づけば、石油の値段も自然と上がっていきます。今コストが高いと言われている新エネルギーも、石油の値段と変わらなくなってきたら、たくさん使われるようになるでしょう。 自動車も今まで使用していたガソリン・ディーゼル車といった内燃燃料で動く車から、石油を使わなくてもすむ真のエコカーに切り替える必要が出てきます。環境問題だけでなく、化石燃料からの脱却という意味でも、早めに新しい車の開発をする必要があるのです。
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