それぞれの国の資源やエネルギーに対する政策によって、発電の仕方は異なってきます。たとえば天然ガスや石油などが豊富ならば火力発電が中心となるのです。 つまり、その国の電力構成をみれば、その国がどのような国なのかはだいたい見当をつけることができます。そこで次の表を見てください。
このグラフの中で特徴的なのがブラジルやフランスですね。ブラジルは水力発電が八割、フランスは原子力発電が七割を超えています。一方わが日本はというと、火力発電が主ですが原子力なども三割弱あります。昔は水力発電中心でしたが、今は火力発電そして原子力発電が増えてきています。たまにニュースなどで、この原子力発電所をどこにつくるかというのが結構問題になります。もしも爆発すれば、チェルノブイリの発電所事故の二の舞となるからですね。原子力発電には、放射能漏れの防止やその後の核廃棄物の問題が相当なネックとなっています。 |