ENVIRONMENT
 
■高能率エネルギー

太陽光などの今まで使ったことの無い全く新しいエネルギーとは別に、現在の化石燃料から得られるエネルギーをもっと効率化し、より高いエネルギーを得ようというのが高能率エネルギーです。その最も代表的な物が、「コージェネレーション」です。コージェネレーションというのは発電した時に発生する熱をさらにエネルギー利用しようというもので、これによって化石燃料の使用率を減らせるのです。

現在の発電システムでは、燃料の持っているエネルギーの 30 %程度しか電力に変えられず、残りの 70% は排熱や機械損失といった部分に使われてしまい非常に無駄が多いのです。そのため、この無駄に使われている部分を有効活用できれば、エネルギーの効率は実に 80 %まで高まるのです。

こういった長所に対し、今直面している課題は2つあり、1つは発電による熱は容易に使い切れないということです。コージェネレーションは熱利用の多い施設、例えば、火力発電所のすぐ近くに温水プールを作ることによって、初めてその効果が実証されます。もう1つの課題は、熱を冷まさないで運べる距離が短いことです。熱は運ぶ距離が長ければ長いほど分散してしまうので、非常に近い距離での使用が必要となってきます。そのため、発電機のすぐ近くに設置する必要があるのです。

高能率エネルギーとしてコージェネレーターのほかに注目・開発が進んでいるのが燃料電池です。燃料電池というのは酸素と水素を発生させて電気を作る仕組みで、水の電気分解の逆の発想です。この燃料電池の優れている点は、発電の際に有害物質や二酸化炭素を一切発生させないことや、理論的なエネルギー効率が高いことにあります。一時は技術的に難しいといわれていたり、水素の確保が困難であるといわれていましたが、現在では技術開発も進み水素も多様なエネルギー源によるシステムによって確保されるようになっています。 数年後には実用化されるというところまで開発が及んでいます。

このコージェネレーションと燃料電池の二つを組み合わせた”超”高能率エネルギーの開発が現在期待されています。


≪PREV