ENVIRONMENT  

■自然の力による再生可能エネルギー

再生可能エネルギーというのは、水や風、熱などの自然から得られるエネルギー、またはそれを電力や熱に変換したものを指します。これらは石油や石炭のように有限的資源ではなく太陽や生命が存在し続ける限り使用することができます。例えば“太陽光”はその光を電気エネルギーに変えて使用したり、火山の近くの“地熱”を利用して水を沸騰させ、蒸気でタービンを回しています。

現在、日本では太陽光の利用が最も盛んであり、特に太陽光を熱に変える技術は世界でもトップレベルです。ただ、太陽光はエネルギーの大きさは大きいが、密度が低いため、例えば太陽電池なら太陽光がたくさん当たるようにしなければならないという問題点もあります。

また風力発電も注目されています。急激に導入が増え、民間事業者が投資するというような場面もあります。つまり、一つの事業として進められるようになったということです。ほかにも地熱や小水力など、適切な場所を選べば、有効なエネルギーとなりえるものが数多くあります。

以上の事から、再生可能エネルギーは今最も実用化しやすいエネルギーなのです。しかし、再生可能エネルギーには欠点も多いのが現状です。自然から取り出すエネルギーなので、環境に左右されやすく安定したエネルギー確保はできません。コストの面でもまだまだ改良の余地があります。従ってこのエネルギーは他の新エネルギーと併用して扱うのが良いでしょう。

 *おのおののエネルギー活用の詳しい解説は次の項目の「電気」のところで扱っています。


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