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人と住まいの光・視環境
住まいの過ごしやすさを得るために、全てを科学的にコントロールしよう と言うのはいくらなんでも強引過ぎるんだ。朝起きて、太陽の陽をあびて「今 日も一日頑張ろう!」って思ったり、窓を額縁にして見える山とか海とかは人 間を幸せにしてくれるよね。心理的にも、昼間から暗い部分のある家は、気が 滅入ってしまうんだ。冬の雪の降る日、真夏の暑い日などの外気の環境が苛酷 な時は、床暖房の暖かさやエアコンの涼しさも必要だけれども、気持ちの良い 春や秋には、窓を全開にして陽を入れたり、風を入れた いよ ね。他にも、窓から逃げる熱量が多くなりすぎなければ、窓面積を大きく取る ことも大切なんだ。ただし、窓がどの方向を向いているかは確認しておくこと 。特に、エネルギーロスの大きい西面の窓は、逆に温熱環境を悪くしてしまう から注意するんだ。