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人と住まいの音環境

住まいの多くは個人の所有物、家族の共有物だから、お兄ちゃんの部屋か ら聞こえてくる音楽が弟にとって騒音なのかどうかとか、床に落とした物音が 気になったとか、通リを走る自動車の音がうるさいといった個人差のある感じ 方に差のあることは、家ごとに解決するしかないけれども、技術的に予防策を 講じることもできるんだ。音を遮断することを遮音、音を吸収することを吸音 といって、究極の遮音材にはコンクリート、吸音材にはグラスウール などがよく使われるんだ。住まいの内部の音を完全に遮断すること は不可能に近いけれども、本当に遮音することが良いかは話し合う必要がある んだ。なぜかって言うと、住まいの場合、「光・視環境」同様に遮音を完全に することによって裏返しの弊害も出ることがあるからなんだ。

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