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納豆の成分


納豆は大豆より消化がよく、体にも良いと言われています。納豆には、創造力や頭脳力、
先見力などを高めるレシチンやグルタミン酸、ビタミンB類が多く含まれています。大豆を
納豆にすると、発酵の過程で増加する成分もあるそうです。その1つがビタミンB2で、
大豆100グラム中に0.3ミリグラム含まれていますが、納豆にすると、0.56ミリグラムに増えます。
この増加分は納豆菌が作り出すものですが、納豆によっては、B2の含有量が3倍にも4倍にも
なるものもあると言われています。ビタミンB2には、体内にたまりすぎた脂肪を燃やして
脂肪太りを防ぐ働きや、子どもの成長を促進する作用があります。脂肪を分解する作用は、
動脈硬化の予防にも役立ちます。
納豆には、中高年女性の骨を丈夫にすると注目されているビタミンK2も豊富に含まれています。
納豆のうまみの秘密はネバネバにありますが、その本体はアミノ酸の一種のグルタミン酸で、この成分も納豆菌が作り出しています。
ネバネバ成分は、胃壁を守ったり、腸管の中を食べ物や老廃物などの通りをよくしたりします。
今、血管の中に発生しやすい血栓を溶かす働きのある酵素としてナットウキナーゼが注目
されていますが、これも、納豆菌が生成している成分と言って良いでしょう。