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食べるについて! 〜豆腐〜


室町時代の頃人気があった食べ方は、豆腐を竹串にさして焼き、みそをつけた「田楽【でんがく】
豆腐」というものでした。当時の豆腐は固いものだったと考えられています。
「湯豆腐」など鍋に入れたり、「揚げだし豆腐」のように揚げたり、日本の食卓には欠かせないもの
です。豆腐を焼いた「焼き豆腐」、とうふを油で揚げた「生揚げ」、豆腐をうすく切って揚げた
「油揚げ」、すり潰して野菜を入れた「がんもどき」など豆腐の仲間はいろいろあります。凍らせて
干したものは「凍り豆腐」です。これらは全部もめん豆腐から作ります。もめん豆腐はにがりを
入れてかため、型に入れて重しをしたものですが、型に入れないものは「よせ豆腐」、にがりでは
なく、型に入れて凝固材を入れたものが「絹ごし豆腐」です。「ゆば」も豆乳を煮て、表面に張った
膜をすくったもので、豆腐の仲間です。中国や東南アジアには、「豆腐干」と呼ばれるものが
あります。もめん豆腐よりも水分が少なく、ゆでてあるので日持ちが良いので、調理に便利です。