赤外線

赤外線は人間の目に見えない光であり、その波長は約1mm〜700nmです。
また赤外線は波長で近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられます。


主に近赤外線は約0.7〜2.5マイクロメートルの可視光(赤)に近い電磁波です。 そのため、目に見えない可視光線に似た性質の光として応用されています。
リモコンなど遠隔操作や通信に利用されています。
遠赤外線は、3〜1000ミクロンの波長のことで、熱を持った物体からは必ず出ています。また、熱線としての役割があり、高い温度の物体ほど赤外線を強く放射し、電波に近い性質もあります。
電磁波には放射線や紫外線、電子レンジや携帯電話などに使われる危険な電磁波と、可視光線(太陽からでる目に見える光)や赤外線などの生命に安全で有益な電磁波があります。
遠赤外線は人間にとって、とても有効な波長です。太陽によって遠赤外線が地球に降り注がなければ、人や生命は生きていけません。
NASA(アメリカ航空宇宙局)で宇宙船内における人間の生存条件を調べたときに、その赤外線の中でもさらに生命に不可欠な波長が見つかりました。
それが成長光線といわれる波長です。その遠赤外線の中でも、とくに有益な波長を成長光線と呼びます。太陽の光で体がぽかぽか温まるのは遠赤外線があたっているからなのです。
他にも、ヒーターや調理器などにも使われています。

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