ユウタ。
俺は、常々思ってることがあるんだよ。
ユウタだけじゃなく、色々な人に妖怪を知って欲しいんだ。

かまさん
ユウタ

うん。
妖怪って、おもしろいよね。
けど、どうして?




急速に発達した現代社会に暮らす人間達は今、
どこかで精神的な苦痛を味わったり不安に感じたりすることが
しばしばあるだろう。


かまさん
つくも神
そうした時、
この窮屈(きゅうくつ)な社会を逃れたいがために全く現実とは異なる
常識では割り切ることの出来ない世界、すなわち異次元の世界。
これを、求めてしまうんだと思います。



妖怪は、
平安時代末期、室町時代末期、江戸時代の文化・文政時代
世に求められたんだ。
かまさん
つくも神


いずれの時代も
社会全体を不安が覆い、
政治的空白が出来たり、
経済成長の低迷期をむかえ、
悩みを解消するための祈願祈祷が盛んに行われていました。

つくも神


多くの流行神・流行仏が広まった時代でした。
当時と、今のあなた達人間が暮らす現代に共通することは、
同じような時代認識をしていることだとおもいます。






俺が思うには、
妖怪を求めるということは、
精神的安定の回復の表れなんだと思うんだ。
かまさん