ユウタはうなずきました。
そして、不思議に思ったことを聞いてみました。

「君は?」

「おいら?」
緑色の生き物が、水かきのついた手で自分を指します。

ユウタはこくんとうなずきます。

「おいらは、この辺りに住む河童だ。
ばーさんには、この前、頭の皿が乾いた時に助けてもらったんだ。」