2)日食について -Solar Eclipse-
・日食がおこる時の太陽、月、地球の並び
日食とは太陽、月、地球の順にまっすぐ並んだ時におこります。
これは太陽が月によって隠されてしまう時におこる現象です。
月食は新月の時におこり、地球にかかる月の影が小さいため見ることのできる時間や地域は限られます。
皆既日食 |
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解説 |
黒く点滅しているところは太陽が完全に隠される皆既日食がおこります。
茶色に点滅しているところは日光の量はへりますが、ふだんの太陽をみることができます。 |
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・日食の種類
太陽、月、地球の関係が一定ではないので、日食にも種類があります。
1.皆既日食
太陽と月の大きさがほぼ一致し、明るい太陽を隠してしまうことを皆既日食といいます。太陽が完全に覆われるのでまるで夕方のようになります。 その最中は太陽の周りにコロナという太陽の光を見ることができるます。ちなみに、コロナは太陽の表面温度より非常に高く、100万℃の温度になります。
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皆既日食 |
2.金環食
太陽と月の位置が離れ、月が太陽をかくしきれずにドーナツ状に光って見えることを金環食といいます。
3.部分食
月が太陽の一部分しか隠さないことを部分食といいます。
また、日食であれば地球のどこかでかならず皆既日食か金環食になっているというわけではなく、日食しだいでは地球のどの場所でも皆既日食や金環食にならずに、部分食にしかならないこともあります。
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日食連続写真 |
4.常に日食がおこらない理由
ところで、満月の日はいつも月食になるわけではありませんよね?
それは地球と月の公転、自転がずれているので、月が太陽の反対側にあっても地球の影にはいるとは限らないのです。
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