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うお座

-Pisces-

プロフィール
うお座は秋の四辺形の東南に位置しています。北の魚と西の魚がが紐で結ばれ、おおきなVの字型をしていますが、４等星以下の星ばかりなので見つけにくい星座になっています。しかし、「春分点」という天文学的に重要な点がこの星座に位置しているため、注目されています。

うお座の神話 - ギリシア神話より

ばらばらにならないように結んだ親子

　オリンポスの神々は昔、大地の女神ガイアが生んだ巨神族を10年かけて滅ぼしてギリシアに神として君臨しました。ガイアはオリンポスの神々に対してとても怒り、人と獣の混合の巨大な怪物テューポーンを生み出してしまいました。
　テューポーンの力は誰よりも強く、星に届くほど巨大で、百の竜の頭が肩についていました。腱までは人間で、その下は毒蛇がとぐろを巻いている形で、その毒蛇は眼から火を放ちました。

　さてその頃、オリンポスの神々は川のほとりで宴会をしていましたが、突然テュフォンが現れ、火の付いた岩を投げながら神々に突進してきたのです。神々は驚き慌てふためいて、自分を動物の姿に変えて逃げました。この時、美の女神アプロディーテーとその子エロースは魚になり河に飛び込み、お互いにはなればなれにならないように、二人の体を紐でしばりました。この姿がうお座の形になっていると言われています。