ここでは、温泉のメカニズムを勉強しましょう。 普段私達が使っている温泉は、どのように作られているのでしょうか?? まず、温泉は「火山性温泉」と「非火山性温泉」の二つに分けることができる。 そして、「非火山性温泉」の中にもさらに「深層地下水型」と「化石海水型」があるのだ。 |
地表に降った雨や雪の一部は、地中にしみこんで地下水となる。 この地下水がマグマだまりの熱で温められ、 断層や人工的ボーリングによって地表にでてきたものを「火山性温泉」という。 さまざまな成分が混入しやすいため、様々な泉質で形成される。 |
降水
堀削泉
降水の一部が地面にしみこみ、火山以外(地熱)が熱源で温められたものを 「非火山性温泉」(深層地下水型)という。地下では深度が深くなればなるほど 地温が上昇し、普通は100mごとに3℃ずつ上昇する。 例:地表の温度が20度 地下500m→35℃ 地下2000m→80℃ |
降水
堀削泉
堀削泉
自噴泉
断層
自噴泉
太古の地殻変動などで、海水が地中に取り残される場合がある。 その海水を「化石海水」といい、それをくみ上げたものを「非火山性温泉」(化石海水型)という。このタイプは、近くにマグマや高温岩帯が無い場合がおおいため、泉温が低い場合が多い。 |
マグマだまり
化石海水
降水
断層
断層
温泉もさまざまなでき方があり、必ずしも火山がないとできないとは限らない。 |
地熱