古代の温泉
温泉は、火山活動が盛んな地域では、すでに人類が誕生する前から自然と沸き出ていたと
考えられている。地球科学研究の進歩もあり最近は温泉がいつ頃からあったのか、推定
できるようにもなってきた。近いうちに、各温泉地では温泉がいつ頃からあったのか解明される
ようになるかもしれない。しかし、日本で一番古い温泉は?と聞かれてもまだ分からないのが
現状だ。日本三古湯には道後温泉(愛媛県)・白浜温泉(和歌山県)・有馬温泉(兵庫県)
が選ばれているが、実際どの温泉が一番古いかは分かっていない。だが、古代から温泉が
利用されていたのは確かである。そのことが分かるエピソードがあるので、紹介したい。
「出雲国風土記」に温泉の記述が見られ、
玉造温泉(島根県)も古い歴史を持っていることが伺える。
・古事記や日本書紀による記述
日本で一番古い文献とされる
「古事記」や「日本書紀」に温泉の記述が見られる。
まとめ
平安時代に編纂された「万葉集」にも湯河原温泉(神奈川県)、
上山田温泉(長野県)など多くの温泉地が登場する。
このことにより、東国でも温泉が利用されていたことが証明された。
平安時代に編纂された「万葉集」にも湯河原温泉(神奈川県)、
上山田温泉(長野県)など多くの温泉地が登場する。
このことにより、東国でも温泉が利用されていたことが証明された。
出雲国風土記による記述
中世へ

 

以上より、人類の歴史以前から湧いていたものであると同時に、古代人はすでに温泉を利用していたことが分かる。
湯峰温泉(和歌山県)による伝統
万葉集による温泉の記述