温泉は昔から病気やケガを直すために利用されてきた。 日本では少ないものの、ドイツ、フランスなどヨーロッパ諸国では、各温泉地に温泉の専門医が常駐し、その指導のもとに温泉療法が行われているのが通常である。そこで、日本で温泉の研究を行っている「日本温泉気候物理学医学会」ではその措置として「温泉療法医」と「学会認定医」の2つからなる医療体制を作りあげた。 |
日本温泉気候物理学医学会が認定する。認定基準は「温泉専門医を認定するのではなく、一般医師に対し温泉治療学の啓蒙をはかるとともに、温泉医療者に対する一応の療養指導を行いえる医師の教育とその認定を目的とする」となっている。 ※全国で852名が認定されている(平成15年4月1日) |
日本は観光や心の癒しを重視しているため、温泉医療があまり重視されていなかった。そのため至急、温泉療法医が必要となった。 |
別名「日本温泉気候物理医学会認定医」ともいい、「温泉医療の一定以上の臨床経験を持つ医師」を対象としている。認定基準は「温泉医療の水準の維持向上をはかり、もって国民保健に寄与すること」となっている。 ※全国で167名が認定されている(平成15年4月1日) |