東洋神様辞典
ここでは、東洋の神話(日本神話・中国神話・インド神話)に登場する神様の大まかな説明が閲覧できます。
現在、紹介している神様はそれぞれの神話の中で上位とされている神様です。
日本の神様
太陽の神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
女神。日本神話の最高至上神。
伊耶那岐神が禊(みそぎ)の時、左目を洗ったことで生まれた。
神様が住む高天原(たかまのはら)を治めている。
月読命、素戔嗚尊とは兄弟で、三人合わせて【三貴子】と呼ばれる。
男神。月の神であり、夜の国を治める。
天照大御神と同じく、伊耶那岐神が禊(みそぎ)の時、右目を洗ったことで生まれた。
満ち欠けの様子から不老不死の信仰対象であったり、太陰暦と農業の関係から農耕神の側面を持つ。
【三貴子】の一人。
男神。
天照大御神と同じく、伊耶那岐神が禊(みそぎ)の時、鼻を洗ったことで生まれた。
勇猛で乱暴を働いたため、神が住む土地である高天原から追放され、人間達が住む土地に降ることになってしまう。
疫病を防ぐ・疫病を流行らすなど、正反対の力を合わせて持っていることが多い。
【三貴子】の一人。
天地が作られる物語の終盤で登場する男神。別名は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)。
天地の創造や様々な神を生むことを妻である伊耶那美神とともに行った。
妻が黄泉国に行ってしまった後、妻を連れ戻そうとするが、約束を破り妻自身に追われることになり、絶縁した。
【三貴子】の親。
天地が作られる物語の終盤で登場する女神。別名は伊弉冉尊(いざなみのみこと)。
夫である伊耶那岐神とともに天地や様々な神をつくりだした。
大地神としての一面も持っている。
地底にある死者の国:黄泉国を支配する神。
伊耶那岐神が妻:伊耶那美神を連れ戻そうとしたときに登場している。
中国の神様
伏羲
男神。ジョカの兄であり、夫である。
人面蛇身・牛首虎尾の姿で表される。
人間に牧畜や狩猟を教えたという。
女神。伏羲の妹であり、妻である。
人面蛇身の姿で表される。
五色の石を練り上げて、割れてしまった天を補修、亀の足を使って天を支えたという。
男神。薬屋の守護神。
人間に耕作を教えて、医薬品の原型を作ったといわれている。
日本でも信仰された神様の一人。
インドの神様
破壊の神 シヴァ
男神。舞踏の神でもある。
インド各地の土着の神を取り込んでいるため、妻が幾人もいる。
恐ろしいイメージがあるが、信奉者には恩寵を施す優しい神様という一面がある。
女神。シヴァの妻。
世界を維持し、守ることを使命としている。シヴァとは正反対の性格で優しく穏やかである。
何種類かの化身を操り、信者の窮地を救うという。
男神。インド神話での宇宙の原理が擬人化された神である。
祭事と学問を司る神である。