「栄養の偏り」について

日本食の特色である「一汁二菜」は、主食のご飯を中心としていろいろなものを一緒に食べる、
それで栄養バランスのいい食事をとれるという特徴がありました。
ところが最近は、炭水化物の割合が減って、脂質の割合が増えてきています。
脂質の割合が25%を越えると、生活習慣病になりやすくなると言われています。
副食、主食、スープと一皿ずつ片付けていくような食べ方である「ばっかり食べ」や
コンビニエンス・ストアやスーパーでインスタント食品や惣菜・おにぎり・サンドイッチなどが
簡単に買えるため、「好きな時に好きなものを好きなだけ食べる」という傾向になり、
日本の伝統的な食生活が崩れています。その結果、栄養が偏りがちになっています。


                    (厚生労働省「国民栄養調査・日本人の栄養所要量」より) Back