食物繊維 ( しょくもつせんい ) ってなに?

食物繊維は人の体では消化することができない食品中の成分です。
吸収されずにそのまま腸内を 色々な物質を掃除 ( そうじ ) しながら移動して
外に出されます。
胃の中で水分を吸収してふくらむので、お腹が いっぱいになり、
食べすぎを防ぐこともできます。
1日に必要な量は20〜25gで、毎日食べることが 大切です。

水溶性食物繊維 : 余分な脂肪や糖分を包みこんで体外に出し、腸内の悪玉菌(あくだまきん)
              やっつけて 善玉菌(ぜんだまきん)が増えやすい環境にする役割をする
             ⇒ 昆布やワカメなどに含まれる
                                  
不溶性食物繊維 : 水に溶けない食物繊維で、腸についた汚れや発ガン性のある物質を
              体外に 押し出しながら便を出すのをうながし、便秘予防になる
             ⇒ゴボウやサツマイモ、バナナなどに含まれる
                                         
腸の中にはビフィズス菌や乳酸菌(にゅうさんきん)大腸菌(だいちょうきん)といった微生物(びせいぶつ)が住んでいます。
健康な人の腸の中には約100兆個もの微生物がいると言われています。
これらの菌には

@ ビタミンを作り出す
A 消化吸収を助ける
B 体の外から侵入してきた有害な細菌が増えるのを防ぐ

という働きがあります。
この細菌は私たちが食べたものに含まれる食物繊維を食べて生きています。


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