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日本にある世界遺産の分布図です。 上の地図から見たい世界遺産がある地域の名前を選択してください。 日本には3件の自然遺産と11件の文化遺産の合計14件(2007年時点)のユネスコ世界遺産が あります。また地図から、その多くは近畿・中国地方に集中していることがわかります。 |

◆知床
海の生物と山の生き物が互いに関係し合っていて、
絶滅危惧種や希少な動植物が分布しているところです。
また世界遺産にふさわしい管理体制が整っている点が評価され、
2005年7月17日に世界自然遺産に登録されました。
知床五湖(写真:平和がいちばん) |

◆白神山地
秋田県から青森県まで原生のブナ林が広い地域に広がっているところです。
ブナ林の純度の高さや原生林の保存状態のよさ、動植物の多様性が評価され
1993年12月11日に世界自然遺産に登録されました。
白神山地(写真:平和がいちばん) |

◆日光の社寺
日光の建造物の多くが日本を代表する天才的芸術家の作品群であること、
日本古来の建築様式の重要な見本となっている事などが評価され、
1999年12月2日に世界文化遺産に登録されました。
東照宮陽明門(写真:平和がいちばん) |

◆白川郷・五箇山の合掌造り集落
屋根が、雪質が重い・降雪量が多いという白川の自然環境に適合した
「切妻合掌造り」といわれる、まるで本を開いて
立てているような独特の形をしていることから
1995年12月9日に世界文化遺産に登録されました。
五箇山相倉民家(写真:平和がいちばん) |

◆古都京都の文化財
木造建築であるにもかかわらず再建を繰り返して
現在まで残されています。平安時代から江戸時代までを物語る建築様式や
文化的背景を伝えている点が評価され1994年12月17日に世界文化遺産に登録されました。
金閣寺(写真:平和がいちばん) |

◆法隆寺地域の仏教建造物![]() 法隆寺は世界最古の木造建築物であり日本で一番最初に登録された世界遺産です。(⇒法隆寺について) 1400年に及ぶ長い歴史をもち、また敷地内に19棟の国宝建築物があるなど 文化の歴史の中で重要な意味を持つ寺院であることから1993年12月11日に世界文化遺産に登録されました。 (写真:鱧屋隆博)
日本の芸術や技術の発展をもたらした朝鮮や中国との交流を表す建築物
であるところや、遺跡が文化財保護法によって適切に保護されている
事から1998年12月5日に世界文化遺産に登録されました。
(写真:鱧屋隆博) ◆紀伊山地の霊場と参詣道
紀伊山地の霊場は古くから神々の宿るところとして
崇拝されてきた山々に伝来してきた仏教が影響して
山岳修行の場となったもので、その点が文化的景観であると
評価され2004年7月1日に世界文化遺産に登録されました。
高野山金剛峰寺(写真:平和がいちばん) |

◆姫路城![]() 姫路城は、設計技術などにおいて優れた木造建築の建築物であり、 人類の創造的才能をあらわす傑作であることから、 1993年12月11日に世界文化遺産に登録されました。 姫路城大天守(写真:平和がいちばん) |

◆石見銀山遺跡とその文化的景観
石見銀山では、銀の精錬に必要な森林資源の供給は
適切な管理の下に行われたそうです。よって
銀山周辺は今でも美しい山林を残しています。
そういった環境に配慮して銀の生産をしたことが評価され、
2007年6月28日に世界文化遺産に登録されました。
龍源寺間歩・坑道(写真:平和がいちばん) |

◆広島の平和記念碑(原爆ドーム)
負の遺産ともいわれ、原子爆弾の恐ろしさをあらわす
平和のシンボルとなっています。原子爆弾を二度と使われてはいけない
という意思を後世にもずっと引き継がれていくように
1996年12月7日に世界文化遺産に登録されました。
原爆ドーム(写真:平和がいちばん) ◆厳島神社![]() 厳島神社は日本でも珍しい海の中に建つ木造建築の神社で また平安時代の建築様式を今に伝えていることが評価され、 1996年12月7日に世界文化遺産に登録されました。 厳島神社(写真:平和がいちばん) |

◆屋久島
屋久島の気候は亜熱帯から亜寒帯までふくまれていて、
固有種や絶滅危惧種が多く分布しています。
また世界でも珍しい、樹齢数千年の屋久杉があるなど
優れた自然景観を持っていることから
1993年12月11日に世界自然遺産に登録されました。
紀元杉(写真:平和がいちばん) |

◆琉球王国のグスクおよび関連遺産群![]() 「グスク」とは一般に「城」と訳されています。 これらが東南アジアや中国などと交流があったことを あらわす建築物であることなどが評価され、2000年12月2日に世界文化遺産に登録されました。 首里城跡(写真:平和がいちばん) |