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携帯電話の需要


 携帯電話に限ったことではないですが、商品と言うもの需要が見込まれなければ開発されません。携帯電話も需要があって初めてその存在意義を持ちます。前身である車載電話を持ち運びたい。と言う要望が携帯電話を誕生させました。この章では携帯電話の進化に伴う社会的需要の変化を見ていきましょう。

 まずショルダーフォンのお話からですが、その名のとおり電話を肩から掛けて使います。そしてその重量は3kg。現在の携帯電話の標準的な重さは120g程度なので、25倍ですね。何が重いかってバッテリーが重いのでしょうが、とても実用的なものではありませんね。実用的でないというのは携帯電話としての話でこのショルダーフォンは車載電話の発展型という位置づけでした。つまりまだいわゆる携帯電話ではないんですね。車載電話で3kgと言う重量は当時としては画期的と言えます。料金のほうは月2万6000円のレンタル代金。本体の保証金として20万円。
 つまりここからショルダーフォンは企業や一部富裕層からの需要が見込まれていたと言うことが分かります。

 
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