864年6月、長尾山より大噴火が起こり、地震3回、光炎高さ6〜70mをもたらし、噴火は10日間たっても衰えませんでした。火山弾は雨のように降り、溶岩は「せの湖」と本栖湖に流れ込みました。魚や亀は皆死に、農家も溶岩に埋まりました。溶岩の一部は河口湖にも向かいました。長尾山の溶岩流は広大な青木ヶ原を生み出し、「せの湖」を2分して西湖と精進湖を誕生させました。そして噴火から1000年以上経過して、現在の青木ヶ原は溶岩台地の上に広大な樹海を誕生させました。
▼Back ▼Next
光炎
噴火によって空中に放たれる光と炎。
火山弾
火山砕屑物(さいせつぶつ)の一。噴出されたマグマが空中で固結したもので、楕円形・紡錘形など特定の形を示す。
index < top < 富士山とは < 富士山ができるまで < 青木ヶ原樹海形成
青木ヶ原樹海形成