富士山登山記 〜登山開始〜

2008年10月12日(日)



入念な厚着を施し、準備完了。

持ち物は…
・食糧(おにぎり2個 チョコレート かっぱえびせん SOYJOY2本)
・飲料(ポカリスエット2本)
・懐中電灯
・ストック
・デジタルカメラ
・携帯電話

外はまだ真っ暗だ。

一階に下りると、菊屋の方々はこんな時間からすでに起きてくださっていた。本当に感謝である。

話によれば、今日はこの時期には稀な晴天であるという。天候も僕たちの登山を後押ししてくれている。

そしてついに出発の時。このときはまだ富士山の恐ろしさを分かっていなかった…

04:20 菊屋出発



懐中電灯を灯さないとこんな状態である。

前は何も見えず、光と言えば月と星くらいだ。

そして歩いてすぐ、その星の数に驚異した。

空を見上げると、見たこともない程の星の数々。都会では絶対に見られない、田舎ならではの景色にこの旅一番の感動を覚えた。

その感動に浸りつつ歩いていると、1組の登山客に遭遇。するといきなり一言。

登山客:「これから登山するのですか?この先、積雪で通行止めになってるんですけど…」

そんなばかな!?僕たちは一瞬耳を疑った。

僕たち:「たぶん大丈夫だと思いますけど…」

決して大丈夫だとは思っていなかったが、とりあえずその方たちと登山口を見に行ってみることにした。

すると、「積雪のためこの先通行禁止」の看板が。一瞬絶望で目の前が真っ暗になった。

菊屋の方々は確かに登山日和だとおっしゃっていたのだが。

だが、こういう逆境に立たされてこそ燃えるのが僕たちのスピリットである。

僕たち:「大丈夫です。行きます」

するとその登山客も「そうですよね」と言って一緒に登山を決心してくれた。

この時同志がいることがこんなにも心強いとは、初めて思い知らされた。

そして、こんどこそ登山開始!!

真っ暗な中、最初の長い石段を上ると小さな神社が。



上の少年は登山の無事を祈っているのだろうか。



その後も森林の中を同じような道が続き、真っ暗な中、「登山道」の看板を頼りにひたすら前進していく。



登山道は相変わらず岩だらけの上、昨日の雨の影響で非常に歩きにくい状況である。おまけに階段も多く、高度は見る見るうちに上がっていく。



高度上昇にとる体力の消耗は想像以上に激しく、早くもSOYJOY1本とおにぎり1個を消費。息も少し上がりかけてきた。

出発から30分くらいしたところであろうか。



光り輝く御殿場市街。

森林の中の同じ風景から一変、少しの気分転換となった。

そして出発から45分



東の空は赤く染まり始めていた。

僕たち:「やばい、急がないと!!」

僕たちは富士登山の魅力の一つとして、ご来光を楽しみにしてきてが、その予定時刻は05:50分。

本六合目あたりでの拝見を計画していたため、急がなければいけなくなった。

05:30の東の空。


ご来光はもう近い。僕たちは疲れを押しつつ、六合目に向けて急いだ…

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