溶岩流のハザードマップ

溶岩流は、3200年前より後にできた火口のデータを集め、その火口から1m以内を「想定火口範囲」と考え、この中から噴火が起きると予想しています。

下の図は、噴火規模ごとの想定火口範囲を示した地図です。


      

                 赤:大規模 緑:中規模 黄色:小規模


【溶岩流のドリルマップ】

噴火の規模の大きさごとに数値をシミュレーションし、想定火口範囲から溶岩を流してみた結果が「溶岩流のドリルマップ」になります。ここでは、何個かの富士山の想定火口範囲から溶岩を流したマップを見てみましょう。



左が大規模のもの、右が小規模のもののドリルマップです。赤丸の位置から溶岩が流れ始めた後、時間の経過によってどこまで達するかを色分けして示しています。

【溶岩流の可能性マップ】
溶岩流がどこまで達するかの範囲を示す地図が、溶岩流の可能性マップです。この地図には「範囲」と「時間」の2つの情報が盛り込まれています。
溶岩流の可能性マップは、大規模・中規模・小規模ごとに作った溶岩流のドリルマップの、溶岩の到着時間を合成したもので、時間の経過によってどこまで到達するかを色分けして示されています。

      

溶岩流は流れる速さがそれほど速くないため、溶岩が流れ始めてから避難しても余裕がある場合が多く、ハザードマップの活躍が期待されています。


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