火山灰のハザードマップ

【降灰のドリルマップ】
火山灰の積り方については、降灰の「ドリルマップ」と降灰の「可能性マップ」の2種類の地図があります。降灰の「ドリルマップ」は、季節ごとに平均化した降灰分布を示す地図です。火山灰は上空で吹いている風の向きや速さの影響を強く受けるため、特定の気象条件のもとに計算された分布だけでは役に立たないのです。
たとえば、冬の間は上空を強い西風が吹いているので、火山灰は東へ集中的に飛ばされます。それに比べると夏の間は風向きが変化しやすいので、火山灰は全方向に散る傾向があります。このため富士山の西の方にも、少しだけ火山灰が積もることが予想されています。
下のマップは、富士山から降ってくる火山灰の分布を示す降灰のドリルマップです。違いの分かりやすい夏と冬を比べてみましょう。


           左:2月                       右:8月

【降灰の可能性マップ】
降灰の可能性マップは、月別に描かれた降灰のドリルマップの12か月分を重ね合わせたものであり、一枚で12か月分を見渡せるものになっています。

      


青:2cm 緑:10cm 赤:30cm オレンジ:50cm
と色分けされ、火山灰の積る厚さから被害を想定することができる便利な地図です。


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