スペイン風邪
1918年の春から1919年にかけて、世界中で流行したインフルエンザ。
発生は
フランスのマルセイユといわれます。
当時、ヨーロッパでは第一次世界大戦の最中であり、西部戦線にいた両陣営で爆発的に拡がり、
すぐにフランス全土を覆い、やがてスペインへと拡がっていきました。
世界の人口の約
50%が感染し、
25%が発症したと見積もられています。
死亡者は2,000万人以上になり、大被害となりました。
米国では
南北戦争の死亡者や
第2次世界大戦の死亡者を大きく上回りました。
多くの人ががその免疫を獲得するにつれて死亡率は低下しましたが、
1957年にアジアかぜが現れるまで流行し続けました。