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油汚染とはその名のとおり廃油によって海が汚染されることを言います。
原因としては、工場排水や不法投棄のほかに、漁船、貨物船などによる廃油の廃棄、
船舶、タンカー事故による油の垂れ流しなどもありますが、一番の深刻とされているのは
私たちの日常の生活から出る生活排水です。
日本では、海洋汚染の発生件数のうち、60%以上がこの油汚染で、最も多い海洋汚染となっています。
その量も年間2600キロリットル(ドラム缶で約14000本)と信じられないものです。
油汚染は漁獲量の減少はもちろん、海底に蓄積し酸欠になったり、魚の油汚染などたくさんの被害を及ぼします。
食べた魚から重油の臭い、味がするがする、といった事例は数え切れません。