点字 １ ※赤い文字をクリックすると、その言葉を説明するページに移動します。
家に帰った俺は、レイにもらった点字の手紙を片手に、
点字が載っているサイトに行って、１文字１文字解読した。
解読できた内容は………
『きょうわ ありがとう
△△−▲▲▲▲−△△△△
わたしの でんわばんごうです
またゆっくり はなしたいな』
「電話番号だ………」
それが分かって、俺はなんだか感動した。
そして携帯電話で番号を押してから、固まった。
この様子からして、きっと家の電話だ………親が出たらどうしよう……っ！
その間にも、電話の呼び出し音は鳴り続けている。
ガチャ
『はい、タナカです』
「……！」
この声……レイ…？
「あ、宮本と言うんですが、レイさん…ですか？」
『あっ、ミヤモトくん？点字読めたんだねっ！』
「うん、なんとか……。
でも数字符って言うの？あれが最初分かんなかった」
『そっか、ちゃんと調べてくれたんだ』
「うん。点字って規則的なんだな。俺、規則性ないと思ってた」
『そうだよ〜。意外と簡単でしょ？
って言っても、私は墨字がどんなのか知らないんだけどね。
友達が意外と簡単って言ってた』
