平安時代の行事

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元日節会(がんじつせちえ）元日の午後、天皇が大内裏にある豊楽院という施設に行き群臣と宴会を行う儀式です。

七種（ななくさ）現在と同じで一月七日に健康を願うためや邪気を払うために、春の七草をおかゆに入れて食べる儀式です。

上巳（じょうし）現在のひな祭りの元となったような行事で、三月三日に人形で自分の体をなでて罪や汚れを移し水辺に流す儀式です。現在のひな人形や調度品を段に飾るような形式は江戸時代から始まったといわれています。

葵祭（あおいまつり）現在の賀茂の祭りで、平安時代ではかなり有名な祭りです。陰暦四月の中の酉の日に簾や冠や牛車などに葵の葉を飾るから葵祭りと言われました。

端午の節会（たんごのせちえ）五月五日、邪気を払うために蓮やしょうぶを軒先に飾ったり薬玉（薬草を丸めたもの）を柱に飾ったりする行事です。現在のようにこいのぼりや五月人形を飾ることは鎌倉時代ごろから始まったとされています。

乞巧奠（きっこうでん）現在の七夕とほぼ同じで、七月七日に皆さんも知っているであろう織姫と彦星の話にちなんで、清涼殿という施設に供物を供え火をともしお香をたき、裁縫や機織り、書道や詩歌の上達を願う行事です。

重陽（ちょうよう）邪気を払ったり長寿を願うために、九月九日に菊の酒を飲んだり、朝露に濡れた菊の上に置いておいた綿で体をふいたりします。

豊明節会（とよのあかりのせちえ） 11月の中旬から下旬の米や穀物を供える儀式の翌日に、天皇が豊楽殿でその年に取れた新しい食べ物を食べて、群臣と宴会する儀式です。

追儺（ついな）大晦日に一年の邪気を払うため、鬼に見立てた人を20人の子供が葦の矢を放ち追い払う儀式です。