この時代の女性は男性に顔を見せることができませんでした。
なぜなら、女性が男性に顔を見せるということは結婚を許すということだったからです。
また、女性は家に籠っていてなかなか見る機会自体が少なかったのです。

ではどうやってこの時代の人は恋をしたのでしょう？
まず、男性はかすかに見える女性の髪で決めます。その後、まず男性が女性に歌を贈り、 その歌を見て、女性が返事の歌を出したら交際スタートです。 髪の毛だけで決めるなんて現代じゃ考えられませんね。しかし、これはまだいいほうです。 中には人から聞いた情報だけで恋をする人もいるのです。 これは女性にではなく情報に恋をしているじゃ・・・・・ まぁそれがこの時代です。 そんな情報に恋をする男性がいるので、女性の中にはでたらめないい情報を流すといった ずる賢い女性もいました。 そうやって男性が女性の家を訪ねていくのでこの時代の結婚方式を「妻訪婚」というのです。

男性が女性の家に手紙を送り、手紙が返ってきて、徐々にやりとりしていくうちに 結婚となります。
ただし、上質の紙に書かれていて、字もきれいで、添えてある和歌も 上手でなければ返事が返ってこなかったそうです。
最初のやり取りからだいたい3,4ヶ月以上経ったら二人は結婚しているといわれています。

結婚後