侵略的外来種への対策

 侵略的外来種の侵入や繁殖を防ぐために、現在、日本ではどのような対策が実施されているのでしょうか。

その1 外来生物の侵入予防対策

   外来生物の侵入そのものを予防する対策です。

  定着してしまった外来生物を防除することはとても困難です。

  外来生物が入ってしまった場合は早く見つけ出し、外来生物が拡がってしまう前に防除することがとても大事です。
 

その2 すでに定着している外来生物への対策

  罠(かご罠を中心に用いる・仕掛ける)による捕獲・捕殺が行われています。

  また、薬の(殺虫剤・除草剤など)使用、天敵の導入なども実施されています。

  外来生物の数を減らす取り組みや、罠の開発や生態の調査など対策が行われています

 
 


 外来生物の予防三原則

環境省では、外来種による被害を防止するために以下のような3原則を提唱しています。私たちも、ぜひ心がけたいものです。

入れない  悪影響が発生してしまう可能性がある外来生物を入れないこと。
生態系などに悪影響が発生してしまう可能性がある外来生物はむやみに非自然分布域に「入れない」 ことが重要です。  

捨てない  飼育や栽培している外来生物をしっかりと管理捨てないこと。
 
すでに非自然分布域に入っていて、飼育している外来生物がいる場合、野外に出さないために「捨てない」ことが必要です。  

拡げない  すでに野外に発生している外来生物を他の地域拡げないこと
 
外で外来生物が繁殖している場合、少なくともそれ以上に拡げない」ことが重要です。