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アンケート①

私たちは、中学1年生から高校3年生、そして先生方に以下の項目でアンケートを取り、 中学1年生185人、中学2年生160人、中学3年生112人、高校1年生59人、高校2年生50人、高校3年生47人、教員26人の総勢639人から回答を得ました。

  1. 男性らしさ、女性らしさを求められたことで嫌な気持ちになったことはありますか。
  2. 性別を理由に差別されたことがありますか。
  3. 性別を理由に優遇されたことがありますか。
  4. 周囲の人が先程質問したような体験をしたと聞いたことはありますか。
  5. 女性専用車両をどう思いますか。
  6. 男女差別を無くすにはどうしたらいいと思いますか。

まず、このアンケートを取るにあたっての、各学年の男女比ですが、 高校2年生以外は、男性の方が多くなっています(このサイトを作成している私たちの学校が元男子校であるため)。

1.男性らしさ、女性らしさを求められたことで嫌な気持ちになったことはありますか。

私たちとしては、嫌な気持ちになっとことがある割合は半分くらいだと踏んでいました。やはり固定概念というものが強く根付いていることがわかります。

あると答えた人の理由
私たちのサイトにも記載しましたが、『男なんだから』『女なんだから』と言われることは頻繁にあるようです。
また、男子更衣室がなく女子更衣室しかない施設が不快、などという意見もありました。

2.性別を理由に差別されたことがありますか。

『差別されたことがある』と答えた人の割合は、約15%でした。

あると答えた人の理由
あると答えた人には、「就職活動時」と答える人もちらほら見かけました。
また、リーダーを女子だからという理由でさせてもらえなかったり、同じことをしたのに男子だけが注意を受けたりなどの理由をもありました。

3.性別を理由に優遇されたことがありますか。

これもまた、私たちの予想を超えて『優遇されたことがある』という人の割合は約30%にも昇りました。

あると答えた人の理由
1番多かったのが、『女性専用車両』についてです。女子には優しくという考え方が中途半端に根付いているという印象を受けました。
また、欧米などの『レディファースト』の考え方に違和感を感じている人も多いようでした。

4.周囲の人が先程質問したような体験をしたと聞いたことはありますか。

全て前の2つと同じような割合になっています。男女差別があると感じる人とないと感じる人がはっきり別れている様子が見受けられます。

あると答えた人の理由
これも同じです。周囲の人も同じような体験をしていて、同じような感想を持っていることがわかりました。

5.女性専用車両をどう思いますか。

良いと思う人は約75%となっています。
やはり犯罪防止になるという意見が多く、また『女性を守る観点だけでなく、 男性にも冤罪に巻き込まれないという利点があり双方にとって良い策』という意見もありました。

しかし、悪いと答えた人からは『女性専用車両だけがあり、男性専用車両はないことが更に差別を浮き彫りにしている』といった意見が多くありました。
また、逆に『男女が分かれていると今後絶対に差別は終わらない』という意見もありました。
価値観や考え方の差が余計に解決を難しくしそうです。

6.男女差別を無くすにはどうしたらいいと思いますか。

お互いが認め合う、現状を知るなどの意見が目立ちました。
その一方で、差別をなくすのは難しい、無理である、現状のままで良いといった意見も出されました。
アンケートの回答率は先生方よりも生徒の方が高く、先生方よりも生徒のほうが男女差別に興味があるかもしれないと思いました。 大人は男女差別について聞かれれば興味があるけれど、常に問題視しているわけではないと思いました。
また、男女差別は女性に焦点が当てられがちですが、実際は男性も男女差別にあっていることがわかりました。


グラフはGoogleスライドにて作成。


まとめ

・直接差別を経験したことがあったり、見聞きいたことがある人は半数以下ではあるが、一定数いることがわかりました。
・女性専用車両に対しての回答を見ると、やはり、意見はバラけるようです。

感想

・やはり、一定数の人は男女差別を感じたことがあるのだと実感しました。


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