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イナゴ

分類
バッタ目イナゴ科
主な種類
コバネイナゴ・ハネナガイナゴ など
体長
16~40mm
場所
ほぼ全国(45都道府県)
昔の採取方法
1. 布でできた袋を用意し、その袋に竹筒を取り付けます。
2. イナゴを捕獲したら袋の中にイナゴを入れます。→袋からイナゴが出てこれなくなります
調理方法(佃煮の作り方)
1. イナゴを一晩絶食させます。→イナゴの腸が空になります
2. 沸騰した水で3~4分ゆでた後、冷ましてから天日干しをします(1~2日ほど)。
※食べにくい人はここで翅と脚を取りましょう。
3. 醤油と砂糖で味付けをします(一般的な分量:イナゴ1kgに砂糖400g・醤油300g)。
→みりんや日本酒を少量加えるとより美味しくなります(※ここで調理を終えると「大和煮」になります)。
4. 平鍋にいれ、落し蓋で抑えて汁がなくなるまで焦げ付かないように煮詰めます。
5. お皿に盛り付けたら出来上がり。
その他
・日本のイナゴは主にコバネイナゴですが、ハネナガイナゴが混じっている場合もあります。
・イナゴはイネを好むため、昔から害虫とされてきました。
・イナゴは貴重なタンパク質源になるため、全国で食べられていました。そのため、呼び方が各地で異なります。また、イナゴ採りが学校行事になっていたこともありました。
・イナゴは1995年から2000年の間に150,000kgと大量消費されていて、国内でまかなえない分は外国から輸入しています。近年は人工飼料ができたことにより、大量飼育が可能となりました。

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