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ザザムシ

主な種類
トビケラの幼虫・カワゲラの幼虫・ヘビトンボの幼虫 など
体長
20~30mm
場所
長野県(特に伊那市の天竜川周辺での呼び方)
採取方法
1. ゴム製の長靴を着用し、鉄製のカンジキで川底の石を掘り起こします。
2. 小さなゴミや砂を流したら、大きなごみを取り除いて残りを魚籠に入れます。
※採集が可能になるのは12~2月の3か月間のみです。(この時期が一番美味しくなるとされています)
→ザザムシは越冬中にエサを食べないため、臭みが少なくなり、脂肪などの栄養を蓄えます
調理方法(大和煮の作り方)
1. ザザムシを流水で洗い、ゴミや小石などを取り除きます。
2. 茹でる(水から茹でる家庭もあれば、沸騰水に入れる家庭もあります)。
3. 再度水で洗います(水を変えて数回洗うと良いです)。
4. 醤油と砂糖、日本酒または味醂を加えて味付けをします(一般的な分量:ザザムシ1kgに醤油150ml・砂糖150g・日本酒または味醂150ml)。 ※砂糖はざらめが一番良いとされています。
5. 鍋に入れて強火で煮ます。
6. 汁がほとんど無くなったら火を弱め、焦げ付かないように混ぜながら、汁がなくなるまで煮詰めます。
7. お皿に盛り付けたら出来上がり。
その他
・ザザムシとは、川の浅瀬を住みかとする水生昆虫の総称をいいます。
・昔はカワゲラの幼虫が多かったとされていますが、近年はトビゲラの幼虫が多い傾向にあります。
・ザザムシと呼ばれるものは、採集された場所や時期によって種が異なります
・昔にザザムシの大量捕獲によって生息数が減少し、絶滅の危機のあったことがありました。そのため、ザザムシの保護を目的として、現在は採集許可証「艦札」を持った人のみ採集することができます。

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