分類(親のもの)
ハチ目スズメバチ科
主な種類
クロスズメバチの幼虫・シダクロスズメバチの幼虫 など
体長
約16mm
場所
ほぼ全国(42都道府県)
採取方法
ハチの子を取ることができるハチの巣は地中にあるため見つけることは困難です。
そのため、まずは巣を見つけなければいけません。
1. カエルを捕獲し、その肉をそいで小さな肉団子を作ります。
※肉団子には綿の端を糸状にしたものを付けておきます。→これが目印となります
2. カエルの残骸をハチの来そうなところにおいておきます。
3. ハチはカエルの肉を丸めて肉団子にするので、それを 1 で作った肉団子とすり替えます。
4. ハチは巣に帰りますが、肉団子に付けた綿を目印としてハチを追います。
5. 巣を発見できたら、巣の出入り口の穴に花火などを点火します。すると煙でハチが麻痺し、気を失います。
6. 巣を掘り出します。
7. 蛹が入っている場所(育房)の蓋を包丁などで切ります。
8. 巣を逆さにして叩くと幼虫や蛹(その他に成虫なども)が落ちてくるので、袋に入れます。
※採集されるのは秋。この方法は「すがれ追い」と呼ばれています。
※秋以前に小さい巣をとって家庭で飼育する方法もあります。
調理方法(佃煮の作り方)
1. ハチの子を水で洗います。
2. 醤油と砂糖で味付けします。(※ここで調理を終えると大和煮になります)
3. さらに煮詰めます。
4. お皿に盛り付けたら出来上がり。
※油炒めにする方法や、大和煮したものをご飯に乗せて食べる「ハチの子ご飯」など、様々なアレンジ方法があります。
その他
・通常ハチの子として食べられているハチの巣は、ハチが食物繊維を噛み砕き、唾液でこねたもので作られています。巣は直径約30cmほどの球形になっています。
・近年はハチの子の需要が増しています。