こおろぎ料理の栄養価

コオロギパウダーを加えることで、栄養のバランスを整えることができます。
これはこおろぎ料理のメリットの一つです。

エネルギー産生栄養素バランス
エネルギーを産生する栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)のとり方のバランスのことを エネルギー産生栄養素バランスといいます。
食事の栄養バランスの質を大まかに評価する指標の一つです。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」においては、 各栄養素の摂取不足の回避と、生活習慣病予防を目的として、 各栄養素が総エネルギー摂取量に占めるべき割合の目標量(範囲)が以下のように算定されています。

総エネルギー量を100%としたときに、
たんぱく質 13~20%    脂質 20~30%     炭水化物 50~60%

こおろぎたこ焼き
1.レシピ動画の分量(コオロギパウダー10g)
その時のたこ焼きのエネルギー産生栄養素バランス
2.コオロギパウダーを20gに増やした場合
その時のたこ焼きのエネルギー産生栄養素バランス

コオロギパウダーを20g入れた方が、より高たんぱく低糖質になります。
「日本人の食事摂取基準」目標値の 中央値(たんぱく質16.5% 脂質25% 炭水化物57.5%)が100%の正三角形 になるように図にしてみると、コオロギパウダーを入れる量で炭水化物と脂質とのバランスを調整できることがわかります。
10g時のたこ焼きのエネルギー産生栄養素バランス 20g時のたこ焼きのエネルギー産生栄養素バランス ※マヨネーズをかけすぎると低たんぱく高脂質になるので注意してください
こおろぎつけ麺
つけ麺の栄養成分
栄養成分をラーメンと比べてみました。
栄養成分比較 栄養成分比較(三角形) 一般的なラーメンと比べると、脂質が少なくバランスが良いです。

コオロギパウダーを20g入れた方が、より高たんぱく低糖質になります。



クリケットピザ
ピザの栄養成分
ピザの場合は、何よりもチーズの種類と量が栄養バランスを左右します! コオロギパウダーを入れると高たんぱくになるものの、脂質が高くなりがち。
チーズを減らしてコオロギパウダーを増やすのが、栄養バランスをとるコツのようです。 おいしさと栄養バランスとの折り合いがつく適量を探っていきたいです。
普段の食事にちょい足し、チキンカレーライス
栄養成分比較 栄養成分比較(三角形) ※コオロギパウダーを増やすほどバランスが良くなりますが、味に影響が出るのでお好みに合わせてどうぞ。

ポークカレー・ビーフカレーは、どうなるのでしょうか
鳥豚牛で栄養比較
部位にもよりますが、鶏・豚・牛肉の栄養素バランスは、ずいぶん違います。
コオロギパウダーをふりかけてみると、こうなります
栄養成分比較(三角形)
いちばんバランスがよいのは、コオロギ+鶏もも肉です。

ここでは、三大栄養素についてのみ取り上げましたが、 身体の機能を正常に維持するビタミン・ミネラルの適量摂取ももちろん必須です!

それではみなさん、良いこおろぎ料理ライフを!
さようなら!

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