Section5. 未来のアスリートへインタビュー

選手にとって、パラスポーツとは何なのでしょうか。

メンバーのR.Kにパラアスリートとしてインタビューしました。
さらに、R.Kのお母さんにも、パラアスリートの息子を持つ母親としての立場でインタビューさせていただきました。


R.K -中学生選手-

自己紹介

競技:車椅子テニス

競技歴:10年

障がい:脊髄髄膜瘤12(指定難病118)

受賞歴:2021年神奈川OPジュニア大会準優勝
    2021年ライオンズカップジュニア大会準優勝

 

選手として

競技を始めたきっかけ
親が近隣のママ友に誘われて行くことになり、体験してみたら楽しくなってきたから

嬉しかったこと
1回1回のレッスンでうまくなってきたことを実感した瞬間があること

辛かったこと
試合をやるたびに高い壁があることを感じて、その壁を乗り越えることが出来なかったこと

支えてくれた人へ
両親はもちろん、今までご指導いただいたコーチ方、今まで一緒にやってきた仲間たち、今までありがとうございました!
これからもまだまだ強くなってみんなにプレーで恩返しできる人になるので応援よろしくおねがいします!!
俺と一緒にテニスやってきたみんな!負けないからな!

R.Kのお母さん

パラスポーツをさせようと思った理由

・障がいを持って生まれた息子に、自信をつけさせたかった
・仲間を作りたかった
・スポーツに夢中にさせたかった
・健常者とも遊べるスポーツを身につけて仲間に入れてもらおうとした

スポーツをさせようとしたとき

困ったこと
・どこでどんなスポーツができるのかという情報があまりに少なかった
・イベントが遠い場所でなかなかいけなかった

助かったこと
・友達からTTCに誘って貰って車いすテニスに出会えたこと
・市内にTTCがあって本当に良かった

パラスポーツをさせてみて

よかったこと
・大人の人がたくさんいて、車いすなのに車で一人で通っている方を見て将来の目標が明確になるし、テニスだけではなく日常的なアドバイスを頂けることがありがたい
・同世代の同じ悩みを共有できる仲間ができたこと
・車いすテニスに夢中になって楽しんでいること

困ったこと
・週6でテニスをするようになっているが、TTCは近くていいものの、江戸川に週2、浦安、龍ケ崎と遠い場所に通うことが多く移動の時間が大変
・車いすは全額自費なので金銭的にも大変
・パラスポーツが認知されていないところがあり、市営のコートなどでは車いす使用禁止なことも多い

これから

東京パラリンピックがあり、国内の認知度は少しは上がってきていたが、まだまだなところが多くパラスポーツの普及がこれからも課題になってくると思う。


メンバー

サイト作りだけでなく、卓球部でも仲間として、一緒に過ごしている“パラスポ”のメンバーですが、メンバーから見て、R.Kはどんな存在なのでしょうか。

喋ったら一気に、勝手に持っていたイメージが変わった面白い部活の後輩。パラスポーツの魅力を教えてくれた。
知り合いのなかで最も明るく、コミュニケーションが上手い人。不思議なことに車いすということを意識することなく、部活の仲間になっていた。
彼は、卓球部とテニスと学校生活を両立していて、すごいと思った。これから頑張って欲しい。
彼が車椅子テニスを真剣にやっている姿を見て、応援したいと思った。気さくでフレンドリーな後輩。

まとめ

インタビューを通して、パラスポーツを続けていくなかで、競技を夢中になって楽しんでいたり、同じような悩みを共有・相談したり出来る、といったプラスのことが親子どちらにもあったことが分かり、パラスポーツの魅力を感じました。
一方で、パラスポーツの情報や行う場所が少ないといった課題があり、認知度をさらに上げていかなければならないと感じました。

R.Kは車椅子テニスでパラリンピックに出ることを将来の目標と話していました。これからも頑張って欲しいです。



BACK
選手のカテゴリーへ