未来へ

SDGs

突然ですが、「SDGs」を知っていますか。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間に持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。

これらは、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

私たちの取り組みとSDGs

そこでSDGsと私たちの探究課題を照らし合わせてみたところ、10 人や国の不平等をなくそう11 住み続けられるまちづくりを16 平和と公正をすべての人にという3項目が最適であると考えました。
また、私たちのサイトの観点から上記の二つの目標の解決を目指すと、同時に4 質の高い教育をみんなにの解決にもつながっていくのではないかということに気がつきました。

それぞれの目標について考えていきたいと思います。

4 質の高い教育をみんなに

4番の目標は、「すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」です。
この目標を達成するためのターゲットのなかには、

4.5 2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。

などがあります。
障がい者への教育の向上と共に、質の高い教育により障がい者や性別による偏見などをなくしていこうというないようになっています。

MM SDGsを提唱した国連では、「スポーツは持続可能な開発における重要な鍵となるもの」で、必要不可欠だと言っています。スポーツでSDGsに貢献できる、ってずっと身近に感じられるよね。

10 人や国の不平等をなくそう

10番の目標は、「各国内及び各国間の不平等を是正する」です。
この目標を達成するためのターゲットのなかには、

10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
10.4 税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。

などがあります。
社会的・身体的・経済的な地位や状況に関係なく、すべての人が平等に暮らせる社会を目指しています。

MM 「フェアトレード」という、途上国の原料や製品を継続的に購入することで、その国の生産者や労働者の生活改善や自立を目指す運動が、この目標を達成する方法の一つになっているよ。

11 住み続けられるまちづくりを

11番の目標は、「包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」です。
この目標を達成するためのターゲットのなかには、

11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.7 2030年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

などがあります。
障がい者や高齢者など脆弱な立場にある人々といわれている方たちにとっても暮らしやすい社会を目指しています。

MM まだ中学生でも、地域活動へ参加することや、地域の問題へ目を向けるだけでも、この目標達成に一歩近づくことができるね。

16 平和と公正をすべての人に

16番の目標は、「 すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」です。
この目標を達成するためのターゲットのなかには、

10.4 税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。
16.b 持続可能な開発のための非差別的な法規及び政策を推進し、実施する。

などがあります。
平和で包摂的な社会となるよう、法律的な面などでも平等な社会の達成を目標にしています。

MM 数々の会社が、国内外問わず、この目標のための活動・支援をしているよ。どんな会社が、一体何をしているのか、ぜひ調べてみてね。

まとめ

このサイトで取り上げている「パラスポーツ」の役割を、SDGsを通して考えました。
SDGsを提唱した国連では、「スポーツは持続可能な開発における重要な鍵となるもの」として、必要不可欠と認識されています。さらに、17個の目標の中で、8つが障がいについて関係あります。障がい、スポーツ共に、様々な人が共に生きてゆく為のキーとなるものです。パラスポーツの役割は大きい、と改めて感じました。

参考資料

国際連合広報センターHP
https://www.unic.or.jp/
外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/


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