目次
1そもそも黒人差別とは
皆さんは「白人警察官に黒人が殺された」このようなニュースをきいたことはありませんか? そのような事件がアメリカを中心に多く起きており、原因となっているのが「黒人差別」です。 「黒人差別」とは白人が黒人に対して不平等に扱ったり、白人だけ特別扱いされ黒人は白人の「奴隷」のように扱われる事です。 アメリカはかつてイギリスの植民地であり黒人の人がアメリカに移住し、アメリカを開拓しようとした白人が労働のために黒人を奴隷とし「購入」し、そして「輸入」されたため1776年イギリスから独立した後も白人と黒人が同じ国民とした扱われることが少なかったといわれています。 その考えが根強く残り今「黒人差別」というものがおきています。 (歴史ページで詳しくご覧ください。)2.黒人差別の今
年収の差
アメリカで度々事件が起き、よく問題視されている黒人差別。実際経済的にも黒人は貧困率が高くなっています。
白人世帯の平均世帯年収(中央値)は黒人の1.7倍で、黒人の貧困率は20.8%と白人の8.1%の倍以上と言われています。
そのため経済的に苦しく、罪に問われた際罰金が払えないなどの問題が発生しています。
裁判の場所にて
また黒人の間には、警察や司法システムから偏見に基づく不公平な扱いをされており、2013年~2018年の統計で10万人あたりの警察により殺害される人数を人種別に分けられているグラフです。
殺人事件について
アメリカの人口の76.3%が白人、13.4%が黒人と白人のほうが多いにも関わらず、白人男性に比べアフリカ系アメリカ人男性の死亡リスクが2.5倍高いことが見て取れます。また2019年時アメリカ警察が殺した人数は1098人でしたがその24%は黒人であり99%の警察官が罪に問われていないというのが現状です。
しかしそれは何かしら黒人が罪を犯しているということです。
FBIのデータによると、2017年に起きた9,468件の殺人事件のうち、黒人(もしくはアフリカ系アメリカ人)が引き起こしたものは、5,025件でした。
人口比率13%の黒人が、50%もの殺人事件を引き起こしている。いくら貧困率が高く白人に差別され反対運動を起こした結果、殺害してしまう。しかしそれは罪なことにかわりはありません。
では黒人が殺害される割合が高いのはしかたがないことなのでしょうか。
殺人を行ったのは、米国内13%の黒人ではなく、黒人のうちの0.01%の人数です。
言い換えれば、黒人の99.989497%がその年に殺人を犯さなかったということです。この数値を見てなお「黒人は白人の2倍危険だ」という意見を建てるのは無理がないでしょうか。これは殺人以外の犯罪をみても同じことが言えます。黒人の94.6%、白人の95.8%が1年の間警察に逮捕されませんでした。確かに黒人のほうが数値は悪いかもしれませんが、差は1%程度です。わずかな差しかないのになぜ殺害率は2.5倍もあるのでしょうか。