難聴になる原因cause of hearing loss

ありがとうございました。
耳の内部の仕組みについてよく分かりました。
耳の中のたくさんの器官が私たちの聴力に関わっていることがよく分かりました。
では、耳にある器官のすべての状態が悪くなると難聴になるのでしょうか?

いい着眼点ですね。
では難聴になる原因について解説していきましょう。
まず、ねねさんが難聴になるには耳のすべての機関の性能が低下してなるのかと
聞いて下さいましたが、実はそうではないんですよ。
耳が音を聴くために一番大切な器官は蝸牛です。

参照:

先ほど蝸牛の中にある有毛細胞が聴神経に音を伝える役割を果たしているという説明をしましたね。
難聴はその蝸牛の内部にある有毛細胞がダメージを受けて、その数が減少して
音を伝えられなくなることで起こるのです。
有毛細胞は音を感知するだけでなく、増幅したりする役割もありますので、障害が起こると
音の情報がうまく聴こえなかったり、音が小さく聴こえるようになったりしてしまうのです。

耳の中でも特に蝸牛が大切でそこに障害が起こると難聴が起きてしまうんですね。

俺的には難聴ってご年配の方が老化が原因でなるイメージがあるんですけど俺も難聴になる可能性ってあるんですかね?

ええ。確かにご年配の方が老化などによってなるケースが最も多いですが、
どの世代の人も一律に難聴になる可能性を孕んでいるんですよ。
難聴になる原因は主に老化、変性、腫瘍、血管障害、炎症、音響外傷によるものです。
そして、病気による難聴もそうですが特に音響外傷による難聴は世代に当てはまる難聴原因なんですよ。
難聴は一度なってしまうと、簡単に治るものではないので、難聴にならないようにしっかりと予防することが大切なんです。
耳は一生付き合っていくものなので、難聴予防なども全世代の人にしっかりと理解して頂きたいと思っています。

難聴ってどの世代でもなると思っていませんでした。
それに難聴ってあまり治ることのない病気なんですね。
私たちも耳を大事にしていかなきゃいけませんね。

難聴増加の現状