結論

こたくん:ここまで両者の意見を聞いてきたわけだけど、今はみんな「ルッキズム」に対してどう思っているかな?気持ちに変化はあった?

えだ:私はやっぱり「ルッキズム」はよくないという思いは変わらないかな…。
でも、外見を磨いている人たちはかっこいいし私も見習いたいと思うよ。見た目や外見に関すること全てを「ルッキズム」と一つに括って批判することはよくないと思った。自身の身だしなみを整えたり、アイドルやキャラクターを好きになったりすることは良いこと、ポジティブな「ルッキズム」だけど、自分の「ルッキズム」の考えを他人に押し付けたり、それをもとに批判することはやめるべき、ネガティブな「ルッキズム」だと思う。この二つの違いを認識する必要があると思うよ。

紫:うんうん。私はみんなの意見を聞いていて過剰に「ルッキズム」を反対するのは違うと思ったけど、人を見た目で勝手に判断し決めつけることや、平等な評価をされないことはよくないと思ったよ。そして、人の外見を否定したり誹謗中傷をしたりすることは間違っていると思った。なんというか、一概に「ルッキズム」賛成!反対!と決めつけることは出来ない気がするな。

もと:私も同意見だな。私、見た目で判断する「ルッキズム」は動物の本能であるって言ったけど、みんなの意見を聞いていくうちに人は「ルッキズム」の考えを理性的な判断で制御できることが、他の動物とは違うところなんじゃないかなと思った。人は他の動物とは違い理性が備わっていてちゃんと言葉で意思疎通をとることが出来るからこそ、自分の行動が相手を傷つけていないか、嫌な気持ちにさせていないか、公平な判断ができているかを自分で考えるべきだと考えたよ。

オカ:そうだね。僕は、どんな場面でも見た目を重視してはいけないと主張している訳ではなくて、就職活動や入試といった、本来は見た目が評価されるべきではない場面で見た目が評価の要素となり、一部の人が不利益を被ることは機会均等の原則に反するから、そういった場面で「ルッキズム」の考えをするのはおかしいって思ったんだ。

こたくん:みんなの意見をまとめると、自分が外見に気を遣ったりアイドルを推したり、など自分の人生を充実させる上で「ルッキズム」は必要不可欠だけど、誰かの外見を非難したり外見による差別を行なったり、見た目で評価すべきでないところで人を評価したりするような「ルッキズム」はやめるべきだということかな?

えだ:そうだね。

紫:これはどんなことにも言えることだけど、人を思いやることが大切だと思う。

もと:うんうん。見た目に囚われすぎない社会を目指していけるといいね。

オカ:その通りだね。

こたくん:僕たちなりの結論を出すことが出来たね!

まとめ

私たちは

「ルッキズム」について調べたり沢山の人の意見を聞いたりして、話し合いをした結果、『外見に関すること全てを「ルッキズム」と括って批判することよくないが、誰かの外見を非難したり外見による差別を行なったり、見た目で評価すべきでないところで人を評価したりするような「ルッキズム」はやめるべきだ。』

という結論に達しました。
これはあくまで私たちの意見なので、皆さんは自分なりの「ルッキズム」に対する思いを考えてみて下さい。

冒頭でも触れましたが、このwebサイトが「ルッキズム」に興味を持ち考えるきっかけになると嬉しいです。