オーバーツーリズムについて

まっぽー まるかわりまっぷ
オーバーツーリズムとは
オーバーツーリズムとは、過度な観光地化によって、地域住民の生活環境や観光客の観光体験に悪影響を与える状態のことを指します。(朝日新聞SDGs Activity!から引用)
(例)観光客の過度な増加により交通渋滞、公共交通機関の遅延。町の条例違反によるごみの不法投棄や地域住民とのトラブルの増加など
オーバーツーリズムの事例 In KYOTO
①京都市在住の女性(39)は「古民家を背景に撮影しようと、無断で敷地内に立ち入る人がいる」と英語表記の「撮影禁止」の看板を設置

②高台寺塔頭 ・ 岡林院 は昨年9月、石橋の欄干の一部を壊される被害に遭った。頭上のモミジをカメラに収めようと橋に寄りかかる観光客が相次いだことが原因とみられ、親柱の一部も倒れた。

(上記二つは読売新聞オンラインから引用)
鎌倉にて「スラムダンク」の聖地巡礼で踏切を撮影する人
線路内や車道に広がって写真を撮る観光客が増加、車が通れないなどの被害
富士山にて登山客が集中 弾丸登山(安全確保が難しい)
マナー違反、ごみ問題が深刻化
富士河口湖町のコンビニから富士山を撮る観光客、 危険な車道横断が続く(広がって歩いたり路上駐車も)
京都にて嵐山、清水寺、祇園周辺は観光客の過密による渋滞、混雑が深刻
スペイン、バルセロナにて7月上旬、住民数千人によって観光客反対のデモが行われた
7月下旬、マヨルカ島にて大規模デモが行われた
「観光客は帰れ!」と行進、観光客に水をかけるなど
オランダ、アムステルダムにて、飾り窓区域での観光客による薬物乱用、迷惑行為が問題 (オランダはソフトドラッグが違法だけど罰してない)
公衆での飲酒、大麻の路上吸引を禁止
アンテロープキャニオンにて、観光客増加による環境破壊
ブルックリン区ダンボ地区にてマンハッタン橋を望む景色を撮る観光客
車道に広がって撮影
オーバーツーリズム対策例In JAPAN
国内の観光地ではこのような対策が行われている。
観光地にて注意喚起のチラシやポスターを制作
岐阜白川郷では注意喚起のwebサイトが日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、フランス語(5か国語)で提供された
観光庁はオーバーツーリズムの未然防止、抑制に向けた相談窓口を設置
富士山入山料4000円徴収、講習を受けてから入山(安易に入山する観光客を減らすため)
オーバーツーリズムの対策例 In WORLD
一方、海外ではこのような対策がとられている。
イタリア、ヴェネツィア市は入場料の導入や大型クルーズ船の入港制限
スペイン、バルセロナ市は宿泊税の引き上げや、Airbnbなどの短期賃貸サービスの規制強化を実施
日本の対策は解決には至っていない?
日本の取り組みと世界の取り組みを比べてみると、海外は実際に制限するなど、人をそもそも入らせない対策を行っているのに対し、
日本は富士山の入山制限のほかは注意喚起のみの観光地が多く、オーバーツーリズムの根本的な解決には至っていないと考えられる。
また、注意喚起のポスターを作成したとしても、落書きされたり、無視される例がほとんどである。
実際に、鎌倉高校前駅付近の踏切もこのような事例に悩まされている。
このような状況で、誰がマナーを守れるというのだろうか。
解決策にはどんなことがあるか...
実際に日本の各地域が抱える問題や世界各国が抱えるオーバーツーリズムに関する課題の対策例がいくつかある。 そして私たち自身もこの問題の解決策を考案した。私たちは観光公害であるオーバーツーリズムを解決させるために様々な対策が必要と考えた。観光公害が起こるのはいいことでもあり悪いことでもある。観光客が多くその街に訪れることは多くの利益を生み、街の繁栄にもつながる。ただ訪れた観光客が町の条例やその国の慣習を知らずに訪れてしまうことで日本では多くのマナー違反客やごみの不法投棄などによる問題が相次いでしまっているのが現状だ。そのためアプリを通して地域住民やその地域で活動する団体、企業などが観光客に多くの情報を簡単に届けるかつ分かりやすく英語にも対応した誰でもわかるマップを作れば多くの問題が解決するのではないかと考えた。それが私たちが考案したこの「まるわかりまっぷ」である。

この「まるわかりまっぷ」の特徴的な機能はいくつかある。
①地域住民が自分たちでマップを作成する。
②日本語、英語表記
③クーポン券やポイントの配布
①地域住民で作るメリットは?
  GoogleマップやAppleなどの地図は地域住民が作成に携わることは少ないため、地域住民が本当に伝えたいことが伝わらない可能性がある。そのため自分たちで地図を作れるようにテンプレートを提供することで地域住民が伝えたい町の条例や規則、お店の魅力や宣伝もできるようになる。
②外国語表記について
 日本語から外国語に翻訳することもとても重要だ。京都や浅草には日本人観光客だけではなく、外国人観光客も多く訪れる。そのため、自分たちで記事を日本語で書いてもすべて日本語であれば海外から来た観光客はこのアプリを見ても内容を理解することが難しい。そのため多言語に対応できる機能が必要と考えた。最後にデジタルクーポン券とポイントの配布についてだ。このアプリの欠点としてダウンロードしないとこの中に書かれた情報を見ることができないという点だ。そこで出店しているお店が宣伝をこのアプリでする代わりに宣伝費としてクーポン券を配布することでアプリをダウンロードするユーザーを増やすことができる。
③クーポン券やポイント配布の効果
  そして何より大事なのがトラブルの根源でもある観光客が集まりすぎることの問題に対してもポイント配布でこの問題をカバーすることができる。混雑していない場所やお店に行くよう促すだけでは観光客は動かないだろう。そこで混雑しやすいお店や場所から離れた場所を観光した人を対象にポイントを付与してPayPayポイントとしての還元や限定グッズとの交換ができるなどの対策を講じることができる。
今回私たちはアプリを制作する技術を持っていなかったため、Scratchというプログラミングサイトで独自の「まるわかりまっぷ デモバージョン」を作成した。


まるわかりまっぷの使い方

 本来は地域に住む人々でマップをアレンジしながら作るのですが、今回は架空の〇✕市としてマップを作成しました。

①スタートを押すと自動でマップが出てきます。
②マウスのカーソルをお店や鳥居のマークに当てると今どれくらいの人がその場所(または付近)にいるか数字を表示します。
③トイレなどの設備では人数ではなく詳細を表示します。「詳細」というボタンを押すと、その場所の説明と注意書きなどを見ることができます。

そのほかのギミック

・このマップには外の天気を表示することが出来ます。今回はランダムで雨が降ったり晴れたりします。
・左上にEnglishと出ている時は英語表記、にほんごと出ているときは日本語でマップが表記されます。

マップ作成システム

マップ作成システムでは、地域の人達がデジタル機器の操作を苦手としていても簡単に操作できる内容となっています。