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7. 素材を大切にするものづくり                                                        >>FERRARIトップへ

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普通、自動車メーカーが新しい車を開発するときには、ねんどで実物大の模型をつくるんだ。
あぁ、なんかで見たことあるな・・・。
ところで、なんでねんどが使われているか分かるかい?
簡単に付け足したり削ったりできるからかしら?
その通り。でも何度も付け足したり削ったりしている内に、 本当に作りたくなっていた形が分からなくなってしまうかもしれない、っていう不安があるんだ。 そこでねんどに代わって、フェラーリでは『エポウッド』という材料が使われている。
聞いたことないわね。
ノコギリでも使わないと加工できないような、とても硬い材料だってことだけ理解して。
ようは失敗しても簡単には修正できないものなんだ。だからきちんと下準備をして、
自分が作りたい形をハッキリとさせることが重要になってくる。
作りはじめたら、途中で間違っても直せないんだもんな・・・。模型のときから真剣勝負か。
その真剣さ、緊張感がいいものを作るための1つの条件なんだよ。

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