☆みなみじゅうじ座

*オンマウスでイラスト非表示

20時に南中する日:5月23日
代表的な星:α(アルファ)星アクルックス、β(ベータ)星ベクルックス
その他:2つの1等星を持ち、2等星と3等星の星と共に十字架を形作ります。南天の星空のシンボルです。

みなみじゅうじ座はとても古い星座なので、歴史があります。
紀元前1000年頃にはメソポタミア南部の都市国家の名前をとって、「エリドゥ市の星」と名付けられていました。
また、ギリシャ時代にはケンタウルス座の一部となり、古代ローマ時代には「カエサルの玉座」と呼ばれていました。
紀元前500年頃にはヨーロッパからも見ることができましたが、歳差運動(地球の自転軸がちょっとづつ傾く運動)によりヨーロッパからは次第に見えなくなり、いつしか忘れ去られてしまいました…。
しかし、15世紀末以降の大航海時代によって、南半球へ遠征してきた船乗りたちに再発見されたのです!
その後、フランスの天文学者ロワイエにより、現在のような星座として設定されました。
全天で最も小さな星座になります。

また、天の南極を見つけるのに使われる星座でもあります。詳しくはこちら

日本からは、沖縄より南で南中のころ、地平線近くに見ることができます。