A君の過ち・・・

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A君が行ってしまった過ちとは

博士マーク01 「A君がやってしまったことを整理してみよう」
 ・「5000円札をスキャナーで読み込んでプリンタで印刷した。」
 ・「偽造した紙幣でゲームを買った。」
       「こんなもんだろう?」
女マーク01 「ずいぶんと簡単にまとめましたね・・・」
「まあ、あの例の中だとこんなものしかなかったですし・・・」
「でも、どちらも同じ分類なんじゃないんですか?」
博士マーク01 「んーでは、一から説明していこうか」


女マーク01 「Please Wait」
「また長い話になるんじゃないですか?」

博士マーク01 「短いと思うから・・・多分・・・うん、きっとそうだな」
「じゃあ、説明を始めるぞ」

5000円札をスキャナーで読み込んでプリンタで印刷した。この過ちとは?

博士マーク01 「まずは、5000円札をスキャナーで読み込んでプリンタで印刷した。これから説明しよう。」
「まず、これは通貨偽造罪・通貨偽造等準備罪という犯罪だ」
「紙幣などの通貨は社会で使えるお金だ」
       「その通貨を偽造した偽造通貨の流通はその国の信用を揺るがす可能性があるんだ」
       「ここでA君は5000円札をコピー・・・つまり偽造したんだ」
女マーク01 「コピーしただけで偽造扱いになるんですか?」
「使わなくても犯罪なんですか?」

博士マーク01 「ああ、通貨を発行する権限の無い者が通貨を偽造、変造をすると犯罪なのだ」
「例えば、偽造した通貨が風で飛ばされて道に落ちたとしよう」
「君ならどうする?」
女マーク01 「・・・・・もしかしたらもらってしまうかもしれません。」
「も、もちろんいつもはちゃんと警察に届けていますよ・・・」

博士マーク01 「とても怪しいが・・・それでもらってしまったらどうなると思う?」


女マーク01 「そのまま使ってしまうかもしれませんね・・・」


博士マーク01 「そうだ、使ってしまうかもしれないだろ?」
「これが理由だということは法律には書かれていない・・・」
「だが、その可能性が高いと思わないか?」
       「だからコピーしただけでも犯罪となってしまうのだ」

偽造した紙幣でゲームを買った。この過ちとは?

博士マーク01 「次に、偽造した紙幣でゲームを買った。これを説明しよう。」
「まず、これは偽造通貨行使等罪という犯罪だ」
「紙幣などの通貨は社会で使えるお金ということは前に話したな?」
女マーク01 「はい、流通してしまうと国の信用を揺るがす可能性があるんでしたよね?」
「だから作るのはだめだって・・・」

博士マーク01 「そうだ。さて、偽造した通貨を使ってしまうとどうなってしまうと思う?」


女マーク01 「そうですねー」
「本当は持っていないはずのお金を使ってしまうんですよねー」
「あ、受け取ったお店の人が損をしてしまうんじゃないですか?」
       「あとは、間違って使ってしまったりして・・・」
博士マーク01 「そうなんだ、そういうことが起こってしまうかもしれないだろ?」
「これが理由だということは法律には書かれていない・・・」
「だが、使ってしまうと犯罪になってしまうのだ。」

A君の話・・・

A君の過ち・・・


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