協定・関税について②

	「あと2つ早く教えてー！」

	「そんなに興味を示すとはめずらしいじゃないか」

	「僕、早くみんなに自慢したいんだ！」

	「ワタシも早く聞きたいデス！」

	「そうかそうか。２つ目は【WTO(世界貿易機関)】じゃ！」

	「僕それ名前だけ聞いたことあるー！」

	「おっ！すごいじゃないか。これはGATTが発展して創設された国際機関なんじゃ」

	「すごいデスネ！」

	「モノの貿易だけではなくサービス貿易や知的財産権などでの、国際的なルールが確立されたんじゃ」

	「国際的なルール？」

	「農業分野では関税化したり、輸出されるときに交付される補助金を削除したりして貿易の自由化を図ったんじゃ」

	「貿易の自由化デスカ！？」

	「それだと国産のものが危ないよ！」

	「そこで反ダンピング措置をとるんじゃ」

	「反ダンピング措置？」

	「ダンピングというのは製品を国内の市場よりも低い価格で外国に売ることじゃ」

	「ということハ！」

	「反ダンピング措置はその逆！」

	「そうじゃ。それにセーフガードというものもあるんじゃ」

	「セーフガード？」

	「輸入の急増が国内産業に大きな損害を与えると判断した時に、関税の引き上げや輸入制限を行うことができるんじゃ」

	「そんなこともできるんだ！」

	「いざとなったときの対処はできますネ！」

	「さて、最後の1つは…」