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    幸福とは

幸福とは

私たちの体はどのように幸せと感じるの?
私たちの脳には欲求などの心の働きを司る部分があります。
それは「大脳辺縁系」と「大脳新皮質」です。
大脳辺縁系の働きによって「食べたい」「寝たい」といった欲求や、「嬉しい」「悲しい」といった感情が生まれます。
そして、それらの欲求や感情をコントロールするのが大脳新皮質です。
(図はオリジナル)

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心と体は深い関わりを持っています。脳の働きによって生まれた感情は自律神経系や内分泌系を介して、体の働きに影響を与えるのです。
例えば、また反対に、体の働きが自律神経系や内分泌系を介して脳に刺激を与え、感情が生まれることもあります。
 幸せは、自身が持っている欲求が満たされた時や、「嬉しい」「興奮」「安らぎ」といったプラスの感情が生まれた時に感じます。つまり、上記にある脳と体の働きによって感じるのです。

欲求の種類

@生理的欲求
個体の生命維持と生殖に関わる最も基本的な欲求です。

例) 飲食   着衣    睡眠     呼吸

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A自我欲求
  独立した個人としての自分を維持していくための欲求です。
  例) 自立したい   愛情を得たい    知りたい   認められたい

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B社会的欲求
 個人が社会の中で生活していくのに必要な欲求です。
 例)人と同じ事をしたい  褒めてもらいたい  印象を良くしたい

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*欲求の5段階説

アメリカの心理学者アブハム・マズローが唱えた「欲求の5段階説」では上記三つの欲求の他に「安全欲求」「自己実現欲求」「自己超越」があると言われています。

安全欲求:安心で安全な状況を保持したいという欲求です。
     例)健康でいたい、家で暮らしたい

自己実現欲求:自分の持つ能力を最大限に引き出し、理想の自分になりたいという欲求です。 特に、すでに成功を収めている人の"自分の限界に挑戦したい"という思いを指します。
例)全国大会で優勝したスポーツ選手の"オリンピックで優勝したい"という思い

自己超越:自分の利益を考えず、他人のために何かしたいという欲求です。      例)マザーテレサの"貧困に苦しむ子供達を自分の手で救いたい"という思い

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幸福に関する研究

今、世界中に幸福に関する追求を行う研究者がいることを知っていますか?
そして"どうすれば幸せになれるのか"についての研究が盛んにおこなわれています。
ここでは、多くの研究者たちが共通して述べている
3つの"「幸せ」において大切なこと"について紹介します。

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@他人とかかわることで自分も幸せになれる

これは研究者の多種多様な主張がある中で圧倒的に多い意見です。幸福度が高いといわれている人たちは皆「社会との結びつきが強い」そうです。
つまり、幸せだと感じている人には信頼できる家族や友人がいるのです。自分にとって信頼できる人がいることは心に余裕を持たせてくれます。
大切な人のことを思うだけで心が温かくなるのではないでしょうか。ちなみに『「幸せ」について知っておきたい5つのこと』では実際に調査が行われた様子が書かれています。

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ANOTお金=幸せ

"幸せ"にお金は必要か、これは幸せについて考えるうえで必ずぶつかるテーマだと思います。現在、この答えは主に二つに分かれています。
一つは、「お金は幸せになるのに必要ない」という意見。
もう一つは、「お金はある程度必要だが、幸せの第一条件はお金でない」という意見です。
どちらの意見も"お金=幸せ"ではないと主張しています。すなわち、お金だけでは幸せを測れないのです。また、私たちは後者の意見が自分たちに合う答えだと思いました。
私たちの住む日本ではお金が食べ物など多くのものを手に入れるために必要で、全くない状況では生活していけないからです。
しかし、これは人によって意見が異なると考えられます。例えば、自給自足で生活をしている人から見たら前者の意見が正しいと感じるかもしれません。

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Bネガティブな感情も必要

ネガティブな感情とは「悲しい」「悔しい」「イライラ」といった気持ちのことです。 真に幸せな人とは、"ネガティブな感情も持ち現実を受け入れたうえで自分の人生に満足できる人" のことを指すと考えられています。
このことから、私たちはネガティブな感情も人生に良い影響を与え得るものだと考えました。 もしネガティブな感情を持たなかったら、「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな感情を持つのが 当たり前のことになり「楽しい」と感じることが幸せだと思えなくなります。 つまり、ある程度のネガティブな感情はスパイスとなり私たちは幸せを実感することができるのです。

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