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硬骨魚類

 

軟骨魚類から進化した、固い背骨を持つの一種。一般に私たちが魚と呼んでいるもののほとんどは硬骨魚類である。石炭紀の海で栄えていた軟骨魚類のうち、河口に残ったものの中から硬骨魚類が現われた。

軟骨魚類は次のような進化を経て硬骨魚類となった。まず軟骨魚類の先のとがったうろこは失われ、中にあった骨のような組織を板状にした。また軟骨魚類にはなかった固い頭がい骨も持つようになった。さらに軟骨にかわって節目のついた脊椎ができたのである。

 

硬骨魚類の現われた河口付近は大雨の際水が濁り、水中から酸素をとりにくくした。そのため硬骨魚類の中には空気中の酸素を吸えるように肺呼吸をはじめたものもいた。肺を持つ魚の登場である。現在でも肺魚やシーラカンスなど肺を持つ魚類は存在する。彼らは一般の硬骨魚類とは異なり、肉質の葉状をしたひれを持つ。このような魚を総鰭類という。総鰭類のひれはやがて両生類の手足へと進化したのである。


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